毎月恒例『新釈古事記伝』読書会
古事記そのものの解釈ではなく、戦前の高校教師であった阿部國治先生が、日本の未来を背負って立つリーダー候補の生徒たちに古事記を通して先人が伝えたかった人としての在り方、生き様、リーダー論の書。
高天原で姉である天照大神と真剣勝負で相対した際、緊張感あるその場でスサノヲの命は御霊鎮めされました。その緊迫の場面で心を落ち着かせ、深い自分に繋がれるとは、なかなかできないことだと思います。
また、自らに備わっている「力と智謀」を使うことは、矛盾と乱れを生むと思い込んでいたというスサノヲの命。
私たち自身は、自らの持つ強みを短所として受け止め、発揮しないように抑え込んでいることはないだろうか?と思わされました。
自らに備わった資質は、どんな意図で使うか?によって活かされるかそうでないかが決まる。道具は使いよう。どんな意図から行動するか?によって行動は同じでも、もたらす結果が違う。ということを言われていると感じました。
スサノヲの命が気付いたように、「自分が自分として徹底すること、自分の受け持ちの貴さ」を意識して1か月を過ごしたいと思います。
本日もご一緒に読み進めた皆さん、ありがとうございました!
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