ハンカチ アメリカの空港で褒められたこと
最近はハンカチが不要な機会が多いですね。
ペーパータオルか温風で乾かすジェットタオルが大体どこのお手洗いにもあります。
とても親切なアイデアではありますが、
いつも資源を無駄にしていることに心が痛みます。
もう25年ほど前のことですが、アメリカの空港の化粧室で
手を洗った時に、持っていたハンドタオルで手を拭きました。
まだ当時の日本では、ハンカチで手を拭くことが自然な文化でした。
何気なく手を拭いていたら、隣で手を洗っていた白人のお婆さんに、
「まあ。綺麗ね。」と言われ、私の手を拭いていた紫と緑の花柄の
ハンドタオルをわざわざ手に取って褒めてくださいました。
「これで手を拭くの?美しいわ。いいわね。」と
あまりにも感銘されて手に持ちつづけておられたので、
そのまま差し上げたいくらいの気持ちになりました。
アメリカ人はハンカチを持つ文化がないのかな。
だからペーパータオルや温風で乾かすジェットタオルがトイレにあるのかな。
と当時は思ったものです。
それから5年ほどしてからでしょうか。
日本にもそれらが浸透してきました。
便利なサービスではあるのですが、ハンカチを持ってるんだけどな。
と初めの頃は思いました。
それから10年以上経ち、今やペーパータオルかジェットタオルがないと、
気が利かないと思ってしまうほどに社会に浸透しています。
そのことで商売が成り立っている会社も出てきます。
こんな風にして,だんだんと便利という皮を被った
環境破壊が社会中に浸透していきます。
その便利さを享受しているのも私なんですが、
せめて、ハンカチはいつも持ち歩こう。と改めて思いました。
写真は最近のひらりファームです。
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