土地は記憶する
言霊塾奥伝で国宝の火焔型土器が出土した町、新潟県十日町市を歩いている時、参加されている方がおっしゃいました。
「この町は、綺麗に整っていますね。
雑に扱われているものが家の外に放置されていたりしていない。
丁寧に大切に町を守っている空気がある。」と。
この町では、2000年から3年に一回、「大地の芸術祭」というイベントが開催されていて、世界中のアート作品が町中、各所に展示されます。
そうした関係もあるのでしょうか。
住民の方々が家の外観をきれいに整えておられるのかもしれません。
東日本を中心として縄文遺跡が多く発見されています。
縄文時代は1万年以上平和が続いた時代で、人を殺す武器が一つも発見されていないそうです。
前日訪れた馬高遺跡も同様、調べると少なくとも1,000年、2,000年という単位で同じ場所に定住していた形跡があるのです。
土地(空間)は記憶する。という説があります。
ご経験ないでしょうか?
会議室のドアをがちゃっと開けると、その前の会議が重い空気だったのかどうか?なんとなく伝わった。という経験や、お祭りの翌日の楽しかった余韻を翌日、その場所に行ったら感じた。ということが。
新潟県長岡市や十日町市の縄文遺跡のあったとされるエリアは、落ち着いた平和な、整った氣を感じるなあと思いました。
前回に引き続き、十日町市では、ふれあいの宿交流館という古民家を一棟お借りして宿泊しました。オーナーの大橋世史子さん、今回も大変気持ちの良い滞在をありがとうございました。
縄文の平和かつ森羅万象を敬い、謙虚に生きる在り方。
その先人の生きざまを受け継ぎ、大陸伝来の智慧も統合して国の形を整え、未来に橋渡しをしてくれた聖徳太子の十七条憲法。
この間にどんな風にこの国の形が変わったのか?そしてこの2つの要素から今学ぶことは何か。
この2点を、思考や情報処理ではなく、体感的に受け取る時間でした。
参加された方の感想です。
「縄文人に習い、"生きるために素朴であろう"と気づけたのが、嬉しかったです。」
「最高の時間をありがとうございました。
体験体感とあきさんの講義とが混ざり合うことで、すごく内省と学びが深まりました。
言霊塾、たくさんの人に触れてほしいです。」
言霊塾奥伝に参加された皆さんの感性、楽しさ、ひらめきと共に、豊かな旅となりました。参加された皆さん、ありがとうございました。
リーダーのための言霊塾・体験講座は、毎月開催しています。
今月は25日、来月11月は16日、20:00~22:00です。
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10月25日開催
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