「そら」の暮らし
天皇陛下が即位される時に使う大麻の織物を
代々作っている阿波忌部の三木家を訪ねました。
元気で矍鑠とされている88歳になられる御当主から、
あらたえについてお話を伺いました。
こちらの建物は、築400年ほど。
関ヶ原の合戦の頃のものだそうです。
今でも綺麗に掃除され整えられていて、大変居心地の良い空間でした。
天皇陛下が即位される年にだけ撒かれる麻畑には、
鳥居が建っていました。
12年前に訪れた時にはこんなに整っていなかったです。
6年前の天皇陛下即位の頃に合わせて、整えられた面も
あるんだなあと感じました。
忌部の方々は、標高が高いエリアに住んでいたと言われます。
通常、村や人々の暮らしは、山の谷間にあるイメージですが、
徳島県西部では、山の頂上もしくは頂上に近いエリアに集落があります。
そらと呼ばれるエリアに住む人々は、下界に降りず、
主に同じような高地に住む方々との交流のみしていたのだそうです。
このエリアは縄文以来3,500年前まで遡ることができる歴史があるそうです。
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